ファルアレグ城、城内大聖堂。そこでは、城内から様々な人間が集まり、厳かに祭壇の前で頭を垂れていた。 そこには、城勤めの修道士達の姿も見える。宗教色の強いファリアント帝国の事、彼女らは修道士という名目のメイドである。 一人の騎士が大聖堂の前を通りかかる。目の前に何やら妙なもの。 修道士特有の群青の長衣が見えるが、足下だけで上半身は真っ白なシーツに覆われている。 騎士が支える間もなく、シーツの固まりを抱えた人影は廊下の柱にぶつかり、派手にシーツをぶちまけた。 「あ、ああっ!」 転んで鼻でもぶつけたのか、涙目で鼻を押さえながら、地面に散らばったシーツをかき集める。 騎士は、ものも言わず一緒にシーツを拾い集める。 「き、騎士様!いけません、そのようなこと」 「・・・ジゼルさんは相変わらずですね。あれでは前が見えますまい」 騎士はそう良いながら集めたシーツを固めて肩にかつぎあげる。 「・・・はい。申し訳ありません」 うつむき、消え入りそうな声でジゼルは言う。 「洗濯室ですか?私もそちらに用がありますので、道中ご一緒しましょう」 「は、はい。ありがとうございます」 深夜。草木も深い眠りについたような時刻、大聖堂に蠢く影がふたつ。 男が二人。その白装束から、白騎士団の団員だとわかる。 手には何かの帳面が握られている。 「・・・間違いないな、狸め。よくもまぁ、これだけの資金を着服したもんだ」 「大僧正が聞いて呆れるな・・・・・・だが、これさえあれば最早言い逃れはできまい。聖堂院の解散・・・・・・総辞職という可能性もあるが」 「どちらにせよ、年貢の納め時ということさ」 二人の騎士は、帳面を大事そうにおし抱き、辺りをうかがいながら大聖堂の入り口にさしかかる。 「ギギ様に、一言連絡をいれないか?」 「必要ないさ。あの方の手を煩わせる事もない」 二人の騎士が大聖堂を出た瞬間。片方の騎士が唐突に地面に倒れた。 「・・・?おい、どうした?」 もう一人の騎士が手を伸ばそうとしたとき、自分の首元に妙な違和感を感じた。 「・・・・・・?」 声が出ない。 手で触れてみてわかった。 自分の首に、真一文字に剣が突き刺さっている。 その騎士が、「なんだ」と思う間もなく、彼の頭を再び剣が貫いていた。即死だ。 剣の持ち主は、ズルリと二本の剣を引き抜く。 「・・・神は、あなた方の裏切り行為をとても嘆いておいでです。・・・・・・ですが、案ずることはありません。死ねばあなた方の罪は皆消え失せるのですから」 クスクス、という小さな笑い声。 剣の持ち主は、口元をうっすらと歪める。狂気さえ感じさせる瞳。仄かな月明かりに照らされ、その顔がうっすらと浮かび上がる。それは、間違いなく修道士である娘、ジゼルだった。 「ただいま戻りました、大僧正様」 ジゼルが向かった先は、聖堂院大僧正の私室。そこには、数人の高位の司祭達が集まっていた。 大僧正の脇に控えた司祭が、厳かに口を開く。 「して、首尾は?」 頭を垂れたまま、顔を上げずにジゼルは応える。 「はい。二人の魂は天に昇り、浄化される事と信じます」 「大義」 にっ、と口を歪め大僧正はそう言った。 一人の司祭が、ジゼルに近づき、顔を上げさせる。 「よくぞ務めを果たした。・・・が、お前の手もまた血で汚れておる。それを清めるのが我々の仕事だ」 「・・・はい、司祭様。私の汚れを払ってくださいませ」 「はっあ、司祭、様っ・・・・・・!」 「う、っく・・・・・・耐えよ、でなければおまえの罪は払えぬ・・・!」 ジゼルは、その場にて司祭達に輪姦されていた。 頭をつかまれ、強引に口腔に司祭の一物をねじ込まれる。 肉が歪むほどに腰を掴み、激しく挿入を繰り返す。 背後から、その豊かな胸を乱暴にもみしだかれる。 「だ、出すぞっ・・・しかと受け止めよっ・・・!」 「んっ、あっ・・・!」 体中の穴という穴に一斉に精をぶちまけられ、激しく痙攣しながら気をやるジゼル。 |
− ジゼル − | |||||||||||
物理戦闘力 | 7 | ||||||||||
魔法戦闘力 | 3 | ||||||||||
直感 | 4 | ||||||||||
知名度 | 1 | ||||||||||
精神力 | 5 |
この場合、交渉を持ちかけるのは聖堂院大僧正。もしくはその下のナイトブレードを直接管理している司祭。幸いというべきか、彼らは公にされてはまずい情報を多数持っているようなので、それを掴み彼女と交換すればいい。 必要なのは魔法力とカリスマ。これをそれぞれ同程度。そして身体能力と直感を同程度、といったところか。重要なのは前者だろう。後者は申し訳程度でも良さそうだ。 |
□ 分身の能力 □ |
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能力 | 身体能力・・・分身の身体的な要素、すなわち腕力の強さ、頑健さ、俊敏さ等を示します。 魔法力・・・・・・分身の持つ魔法力の総量です。この値が高いほど使える魔法が増えます。 直感・・・・・・・・・いわゆる第六感。危機察知能力、気配感知能力等の高さを示します。 持久力・・・・・・身体能力とは異なる分身の有効活動持続時間を示します。 カリスマ・・・・・この能力が高いと自分の行動に対し自然と他人の関心を惹く事が出来ます。 |
分身の能力の総量は、数値に変換するとおよそ20程度です。能力的にはあくまで最低限のものですので、常に20の値を全て使い切り、能力に割り振ってください。 |
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*能力の下限は0・上限は20です* |