−序− |
男は、しきりに頭をひねっていた。手元の書物のページをめくり、黄色に輝く液体の入った瓶を眺めながら。 男は魔法使いだ。それも、正道を外れ、一人秘密の研究所にこもり研究を続ける魔法使い。 男が、この道を行く事を決めて以来どれほどの年月が流れたろうか? 気が遠くなるほどの時間を、ただひとつの事を為し遂げるために費やしながらも、「それ」はいまだ影も形も見えては来ない。 だが、男は焦らない。彼にとって時間とは意味を持たない概念であり、仮に彼が焦るような事があるとすれば、それは目的を達するためにありとあらゆる方法を試し尽くし、それでもなおその目的へと至るための道標を見つけられない場合であろう。 「ふむ・・・・・・」 彼は本を閉じて、立ち上がった。 何度も頭の中で起こした計算を繰り返す。間違いは無いはずだ。 魔法使いが行う儀式や実験には、大抵何らかの触媒が必要になる。 それは動物の血液であったり、処女の毛髪であったり、また術者の命であったり・・・と様々だ。 彼は、今回行う実験に必要な触媒について思案していた。 人造生命・・・では到底役不足だ。エルフ、もしくはそれに準ずるような亜人種?それもおそらく正しくはない。 彼が選び出した、今回行う実験に最も適した触媒。 「虚ろな魂と、考え得る限り最も純度の高い魂のハイブリット、か・・・」 彼はふぅっ、とため息をついた。 個人的な感情で言えば、好ましい事ではない。むしろ嫌悪すべき事だ。 だが、彼は迷わない。目的に達するためにあらゆる万難辛苦を乗り越え、 あらゆる行為をためらわないという覚悟があったから。 「・・・すなわち、ホムンクルスと純粋な魂を持つ乙女の間に出来た・・・胎児」 彼−ラキスト−はそう口にするが早いか、遠見の魔力を持つ水晶球を覗き込んだ。 |
概要・ | あなたは、魔法使い「ラキスト」となって、己の実験のために純粋な魂を持つ乙女を彼の魔導研究所へと連れてこなければなりません。 しかし、彼は研究所を空ける訳にはいかないので、直接彼女らを連れてくるのは彼の分身(ドッペルゲンガー)が行うことになります。 分身は思考こそ彼とリンクしていますが、その能力は彼よりも遙かに劣ります。 が、幸いな事に彼は分身の能力を好きに割り振ることができます。 状況によって能力を的確に分配し、ターゲットを研究所へ連れてきてください。 |
説明 | 対象となる女性達は、年齢、地域、家柄等千差万別です。 そのため、彼女らを研究所に連れてくるためにはそれぞれ状況をよく観察した上で能力を割り振る必要があります。 |
□ 分身の能力 □ |
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能力 | 身体能力・・・分身の身体的な要素、すなわち腕力の強さ、頑健さ、俊敏さ等を示します。 魔法力・・・・・・分身の持つ魔法力の総量です。この値が高いほど使える魔法が増えます。 直感・・・・・・・・・いわゆる第六感。危機察知能力、気配感知能力等の高さを示します。 持久力・・・・・・身体能力とは異なる分身の有効活動持続時間を示します。 カリスマ・・・・・この能力が高いと自分の行動に対し自然と他人の関心を惹く事が出来ます。 |
分身の能力の総量は、数値に変換するとおよそ20程度です。能力的にはあくまで最低限のものですので、常に20の値を全て使い切り、能力に割り振ってください。 |
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*能力の下限は0・上限は20です* |
− ヴァウ・ラウ − |
− マズルカ − |
− 狐々夜 − |
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− 大和 − |
−ジャン− |
− キルケー − |
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− イーディ − |
− ジゼル − |
− 鳳来 − |
□ キャラクター人気投票 □
プレイ前、プレイ後を問わず気に入ったキャラクターがいれば
投票してやってください。
色々と今後の参考にさせていただきます。
あと、人気上位のキャラには何かあるかも。
□ 「我が魔導研究所へようこそ」キャラクター人気投票 □ |
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